緊急声明
町田市教委は青年会議所の靖国神社「遊就館」ツァーの「後援」を止めよ

 町田市教育委員会は6月29日、靖国神社の博物館「遊就館」に小中学生を連れて行くという町田青年会議所(町田JC)企画の歴史探索ツアーへの後援を決定しました。

 同館はA級戦犯を「昭和の殉難者」とたたえ、植民地支配と侵略への反省を表明した一九九五年の「村山首相談話」を「嘘と誤り」だと攻撃しています。

 この「遊就館」をつくった靖国神社について、小泉首相は国会で「政府の立場と違う」と答えています。

 韓国の盧大統領は、靖国問題を「日韓関係の歴史問題の核心」だと語っており、多大な犠牲を出した中国の政府も市民も、神社の見解は歴史的事実と日中友好に逆行するものだと批判しています。

 このような施設への小中学生計80人の「ツアー」を町田市が後援することは、侵略戦争を正当化する靖国神社にたいし、町田市がお墨付きを与えることにつながります。
市民の歴史認識を歪め、アジア諸国との友好を傷つけ、孤立への道を歩むことです。
 ましてや、歴史問題についてこれから判断力をつけていく子どもたちを、戦争を美化し、肯定する施設に連れていくなどと言うことは、絶対にあってはならないことです。

 戦後60年の今、多くの国民が二度と戦争を起こすまい、と決意を新たにしています。
 町田市の寺田市長も1日、「コンサート・ヒロシマの夏」であいさつされ、原爆と戦争の惨禍を二度と繰り返さないよう、強調されました。市教委の決定は、この市長見解に反するものです。

 市教委は、「遊就館が靖国神社の施設とは知らなかった」と説明しています。そうであれば、こうした企画への後援をきっぱりと取り消すべきではないでしょうか。

 最後に、靖国神社と歴史観を共有する「新しい歴史教科書」は、広島・長崎の被爆について、たった1行しか費やしていません。戦争を美化、肯定する記述が多くみられます。市教委がこの教科書について十分な検討を加え、これを不採択とするよう求めるものです。

 以上、決議します。  7.16町田平和行進参加者一同



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