(参考資料)

以下は、米海軍のNavy F/A-18 E/F EIS Project Site

つまりF/A-18スーパーホ−ネット計画のサイトの中で

よくある質問、として取り上げているものです。

 

(抄訳)

 

なぜパイロットは夜飛ばないといけないのか?

 

海軍は、地域社会への衝撃やパイロットの志気をわきまえており、深夜の飛行を最小

限にするよう努力している。しかし、海軍は24時間体制での行動能力を必要とする

夜間に安全かつ熟達した飛行を行うことは軍の戦闘力にとって決定的に重要だ。

 

だから、夜間飛行は飛行士の訓練計画にとって不可欠だ。夜間の訓練は、FCLP(Field

Carrier Landing Practice) =フィールドで行う空母着艦訓練や、夜間視覚装置の訓

練などだ。

これらの飛行は夜間でなくてはならないが、配置計画、飛行機の運用性、作業員の予

定、天候、さらに周辺の明るさなどの諸要素も、訓練の時間帯や飛行回数に影響する

 

 

どうしてこんなに低く飛ぶの?

 

特例を除き、連邦航空局は航空機が人口稠密地域上では最低1000フィート以上、

また農村地域では500フィート以上の高度を保つよう求めている。しかし、航空機

は滑走路から航空路に上昇し、かつ下降するとき、航空路の高度より低く飛ぶことに

なる。

 

 

パイロットの訓練年間通して平均してできないのか?

 

そのためにあらゆる努力はしていますが、海軍の訓練上の要請と航空機の配備の周期

的な性格のため、訓練が時期的に片寄るのは仕方がない。

 

どうして一ケ所の基地に全部航空機を集めるのが好ましいのか?

 

海軍航空基地は、中隊の軍用機の維持や修理、飛行訓練、中隊と中隊との作戦、訓練

配備に関する連絡などをやる。中隊が二、三の基地に分離されると、命令の遂行運

用に支障が出る。

 

さらに、機種ごとに、航空機の部品、修繕工程や訓練計画など、使用器具や設備は違

います。補給や管理、訓練作業のため中核基地に配備された人員も、それぞれ機種毎

に訓練されている。中隊が数カ所に分断されると必要な器具、施設、人員が倍要る

とになる。航空路以外でも飛ぶが?

 

基地から離発着する航空機は特定の航路や周回路をとるよう指令されています。飛行

路は図面上単線で書き表わされても、実際に飛ぶ進路は飛行機の動きや、パイロッ

トの技量、天候などで左右されます。つまり、航路は単線でなく帯状なのです。

 

*****************

 

環境衝撃調査報告とは?

 

連邦の取組む環境についての結論を詳細に分析したものがそれです。

連邦の機関が論議をよびかねない計画を立案した時、環境保護局はその報告を求め

す。当該機関は、計画実行のためいくつかの代替案を考えだし、それぞれの案につい

て環境への影響をはっきりさせる義務がある。報告書をまとめる時、当該機関は、他

の連邦、州、地方自治体、および市民から意見を求めなければならない。

 

市民はどのように報告書にかかわることができるのか?

 

NEPAは、報告書の作成過程に市民が関与することを認めている。計画発表直後から充

当期間の間、市民は報告書に記載されることになる意見の提出を求められる。縦覧期

間中言いたいことを会議で、または文書で出すことができる。

 

報告書が案として発表されたら、市民の意見発表のスタートだ。関心のある市民や関

連省庁はその案を検討し論評するよう求められる。

意見は公開意見表明の期間に、公聴会で文書、もしくは口頭で出せる。

市民は最終報告書を検討し、意見を加えることができ、それは該当省庁が事案の決定

記録として発表する前に考慮されるだろう。

 

(以下略)

 

日本でも環境アセスについて、計画発表から実施に至るまでの間に、さまざまな市民

の意見が反映できる仕組みが一応、ある。

真似たのは日本だろうが。それがこの計画についても、アメリカではいくつかの段階

でかなりの程度実施されている。

 

まず、最終報告書は1600ページもの分量となった。

 

公聴会では、何千人もの人が立ちっぱなしで、次から次と騒音問題への反対を表明し

た。

 

意見の表明では、地元バージニアビーチのM.E.オバーンド−フ市長は、最終報告書に

示された二つの代替案に失望したとして、「海軍省長官が、ロバート・J・ナッター

総督の勧告通り、八個中隊と演習中隊をオセアナに配備するよう決定していただき

い」とのべた。

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