図師に学童疎開をしていた品川区立鈴ヶ森国民学校の児童

図師に学童疎開をしていた品川区立鈴ヶ森国民学校の児童

15年戦争の惨禍
(1)敗戦の日

 町田市図師(ずし)に学童疎開をしていた,品川区立鈴ヶ森国民学校の児童の一人は,終戦の印象を次のように記録している.
 「思ってもいなかった敗戦……ほんとかしら,なんだかあっけないようなうそみたいでぼんやりと頭がふらついて目の前が見えなくなってしまいました.でもいまの放送によってたしかに聞いたのだと自分をしかりつけ涙をそっとふきました.みんなすすり泣く声もきこえてきます.あの時のくやしさ,あの日までどんな苦しみにもうちかって大東亜戦を勝ちぬくつもりでいたのです.でもご詔勅によって戦いははじまり戦いは終ったのでした.……ほんとうに何から何まで水のあわになってしまいました.この放送をきいてからはなんだかすべてのことが変ったようでした」

(参2)町田市史編纂委員会: 『町田市史』下巻(1976) 



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