2006年3月議会佐藤洋子市議(共産)の質問

◆10番(佐藤洋子) 日本共産党市議団
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米軍基地再編計画問題について市長の見解を伺いたいと思います。
 2005年2月と10月に行われた日米安全保障協議委員会、ツー・プラス・ツーの共同文書には、日米同盟の変革と再編という名で、日米同盟の地球的規模への拡大という方向をさらに大きく推し進める重大な内容が盛り込まれました。
 その主なものは、世界における共通の戦略目標として国際テロ、大量破壊兵器への対抗を掲げ、日米が軍事共同を進めることが共通の戦略目標とされ、アジア太平洋地域での軍事的対応を行うことを宣言したこと。そして、米軍と自衛隊が司令部機能の統合、基地の共同使用、共同演習の拡大を進め、世界じゅうの紛争に介入する体制をつくることが確認されたこと。そして、それらを遂行するために、在日米軍基地の機能強化、永久化の押しつけです。
 沖縄の海兵隊のための新基地建設、座間の米陸軍司令部の移設、横須賀への原子力空母の配備、岩国への空母艦載機FA18スーパーホーネットの移転、横田の在日米空軍司令部に航空自衛隊の戦闘部隊を統括する司令部を併置し、相模総合補給廠には陸上自衛隊を約1,300人配置し共同使用するなど、米軍基地返還を求める国民世論に真っ向から反する計画が明らかになりました。
 今、こうした計画に対して全国の基地を抱える自治体や周辺自治体では、これ以上の基地強化、押しつけは耐えがたい、もう御免だという声が大きく広がり、県知事を初めとして市町村長を先頭に、反対の声明や署名などの取り組みに立ち上がっています。
 町田のすぐお隣の相模原、座間の市長さんも、命をかけても反対すると表明され、国に対する署名は市民過半数を超して集められています。町田市としても、基地の恒久化は他市のこととして済ませることはできません。町田の上空を飛ぶ戦闘機のまき散らす 騒音被害に市民は日夜苦痛を負わされています。岩国に移転すれば済むという問題ではありません。低空で飛ぶ戦闘機が、かつて原町田や横浜市緑区で墜落したように、また墜落の危険性を伴います。
 今こそ町田市は、これ以上の市民犠牲を強いている基地再編強化にきっぱりと反対の声を上げることが必要なのではないでしょうか。市長が市民の安全と憲法を守る立場でしっかりと発言すべきと思います。
 そこで、伺います。1、座間への米陸軍司令部移転に対して、町田市としても市長を先頭に積極的に反対すべきと考えますが、どうでしょうか。
 2、相模総合補給廠への陸上自衛隊約1,300人配置は、基地の恒久化につながると思いますが、市長はどのようにお考えでしょうか。
 3、いつまでも米軍基地のもたらす被害のもとに市民を置くことはできません。これ以上の被害をなくすために、市として果たすべき役割は何だと考えるのか、お答えいただきたいと思います。

◎市長(寺田和雄)
米軍補給廠の関係でありますけれども、その前に、厚木基地に入る米軍機の 騒音の問題、これはもう古くて新しい問題でありまして、もう何十年来、我々はこの問題に取り組んでいるところであります。
 先日も、私は、神奈川県知事、そして周辺の7市長の会の一員として、外務省あるいは防衛庁等に出向いて、直接責任者といろいろこの問題について要請をしてきたところでありまして、これについてはもう数限りなく今までにも行動を起こしているところでありますが、なお、これからも努力をする必要があるというふうに思います。
 昨今、米軍機の岩国への移駐の問題とか、そんなふうなことも話題にはなっておりますけれども、実際にはやはり騒音のたらい回しというふうな状況もあるわけでありまして、なかなかそう簡単な解決は難しいのではないかというふうに思っているところであります。
 それから、米軍補給廠の相模原の関係でありますが、これは私も、相模原市の小川市長が今ちょっと健康を害して具体的な行動は限界があるようでありますが、過日、この問題について私と、そして相模原市を代表して助役さん、また、この地域の出身の国会議員の方々とご一緒に、外務大臣、そして防衛庁長官、防衛施設庁の長官等々、トップに会って米軍補給廠の中に自衛隊が約1,300人ほどの部隊で移駐をするというお話を聞いたということで、そういうことがあってはならないということで強く要請をしてきたところであります。
 しかし、その時点の回答は、まだ最終的な形でご報告できる段階ではない、今、中間の問題であるというふうなお話で、具体的なお話は聞くことができなかったわけでありますが、その数日後に、もう既にご存じのように、これは米軍の全体的な配置の問題も含めてでありますが、報道があったわけでありますし、また、町田市へも報告がございました。
 いずれにしましても、この問題は相模原市とは、特に町田市は業務核都市ということで一体の町づくり構想の中で動いているわけでありますから、引き続いて相模原市と共同して対応してまいりたいというふうに考えているところであります。
 また、座間のキャンプへの米軍のいわば配置の問題でありますが、これについては何度もここで申し上げているように、相模原市に対しては、いつでも必要な場合には町田市としては、町田市長としては共同で参画しますというお話をしているところでありますが、まだこれは座間市との関係等もあるんでしょうけれども、お気持ちは大変ありがたく受けとめる、こういう段階であります。
 いずれにしましても、米軍の再配置の問題については大きな問題であるわけでありますから、これからも関心を持って見詰めていきたいというふうに思いますし、また、横須賀に原子力空母の配置の問題も具体的に、何か一部報道ではもう既にアメリカでは決まったというふうなこともあるようでありますが、極めて重要な問題として受けとめていきたいというふうに思います。

◆10番(佐藤洋子) それでは、自席から再質問させていただきます。
 米軍基地再編の問題から始めたいと思います。
 宜野湾市長の伊波洋一さんという市長さんですけれども、市町村長が反基地運動の先頭に立たなければならない理由というのは、米軍基地が住民の人権を大きく侵害することが我が国政府のもとで許されているからです、このように語っているんですね。沖縄もそうですけれども、厚木基地のNLPが住民に大きな被害を与えても、国として何の対処もしないということは、他の国々ではあり得ない、極めて異例なことではないでしょうか、このようにも述べています。
 本当にそうだと思うんですね。これは宜野湾市長の言葉ですけれども、住民の命と財産を守るという自治体本来の立場からしても、基地強化反対の運動の先頭に立ってきている自治体が今は本当にふえているわけですね。もうこれは保守とか革新とか何党とか、そういうことを問わずに、住民の意思として立ち上がってきているわけなんですけれども、今、寺田市長は、この問題についてですけれども、要するに相模原とか座間から要請があれば、必要な場合は行動しますというふうにおっしゃいました。

 でも、この前、座間で大きな集会が行われました。1万1,000人規模という大集会が行われましたけれども、この大集会に来ているのは、座間や相模原の人ばかりではありません。町田の人たちもたくさん参加しています。近隣の八王子市などからも参加しています。本当にこれは地域の自治体を巻き込んだ大きな運動になってきているというふうに思います。相模原市や座間市は、市長さんが先頭に立って街頭署名に立たれ、人口の過半数を集めたという、本当に物すごい数の署名を集めておられるようです。
 ぜひ市長も、こういう先頭に立っていただきたいなと。よそから要請があったからということではなく、これを他市の問題としないで、やはり町田市民全体の問題として、町田市民にもかかわりのある問題としてとらえていただきたいと思うんです。神奈川県というのは、沖縄県に次ぐ本当に基地の多い県です。その基地の多い県に一番接しているのが町田市だと思います。すぐそばには、やはり相模総合補給廠もあります。そして、厚木基地の 騒音問題、常に私たちは、それこそ長い間、悩まされているわけで、この問題は単に厚木の問題、相模原の問題、そして横須賀の問題というふうに分けて考えられない。町田市としても、本当に真剣に取り組まなければならない問題だというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。

◎市長(寺田和雄) 先ほどお話し申し上げたように、今回の米軍の再編計画については、私も大変関心を持って見詰めているところでありますし、特に相模原の補給廠は町田市に近接をしているということで、これは町田市もやはり黙過できないということで、相模原市と同様に立ち上がってやっているわけであります。
 座間のキャンプの問題については、私は町田市にこういう問題があれば、皆さんからお話を承らなくても、率先して先頭に立ってやるつもりでありますけれども、残念ながら私のいわば守備範囲というとあれですけれども、町田市の市域の中にある問題ではありませんので、そういうところで私が直接その中に介入するということは、やはり一定の限度があるのではないかというふうに思います。
 そこで、要請があれば一緒にいつでもやりますよということは申し上げているということでありますが、その辺もあって、向こうも直接町田市のかかわりを要請してこないということは、お互いの自治体間の立場ということをお考えになってのことだろうというふうに思います。ただし、相模原の補給廠は、もう町田市と言ってもいいようなところにあるわけですから、これはもうそれとは別に動いているわけであります。
 しかし、もっと大きな問題として、全体的な基地の再配置の問題、これはやはり当然関心を持っていくということ。それからまた、町田市にはないけれども、具体的な被害を受けているという点で米軍の 騒音の問題については、絶えず毎回これは意見を申し上げ、反対を申し上げているということであります。そういうことでご理解をいただきたいと思います。

○副議長(中山勝子) 10番 佐藤洋子議員。

◆10番(佐藤洋子) 要請があれば、市長も先頭に立って命を張って戦っていただけるのかなと理解いたしましたけれども、お隣の座間の市長さん、後には引けない、ミサイルが打ち込まれても阻止するというふうにおっしゃっておられます。相模原の市長さんは、戦車にひかれたって命をかけてやるとおっしゃっておられます。やはり市民の命を守る自治体の役割を本当に真剣に考えての発言だというふうに思います。
 前防衛庁長官が、これは100年の計画だから協力してほしいと両市に説明されたそうですけれども、これから先、100年も、こうした基地のもたらす被害にもう住民は耐えられない。本当に平和の基盤を根底から破壊するものだということで、市長を先頭に多くの住民が立ち上がっているんだと思います。
 町田市も、やはりこの問題については、もうちょっと市民に関心を持ってもらえるような広報活動も必要じゃないかなと思いますし、座間などでは市長さんを先頭に、もちろん署名などにも立たれておりますけれども、公共施設などに移転反対の垂れ幕とか、それから公用車にステッカーなども張っているようです。これも市民挙げての戦いになっています。
 ですから、町田市は、要請があればやりますよというような消極的な姿勢ではなく、市長は憲法を守る立場からも、そして平和を守る立場からも、ぜひ市長のイニシアチブをこの時点で発揮していただきたいなということを申し上げたいと思います。

 どうやったら基地をなくすことができるのか、これは非常に難しい問題だとお考えかもしれませんけれども、本当は物すごく簡単なことなんです。安保条約をやめると通告すれば、1年後に基地はなくなるんです。ですから、こうした運動をもっともっと繰り広げていく、そうした国民の大きな運動を広げていくという先頭にぜひ立っていただきたいということを要望しておきたいと思います。




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