岩国市民のみなさんへ--住民投票の成功を願って

岩国市民のみなさんへ--住民投票の成功を願って

 私たちは東京の町田市で平和を願いささやかながら活動している市民グループです。

 住宅都市・町田は、沖縄に次ぐ基地県・神奈川に隣り合っています。つい最近も市長・市議選がありましたが、候補者の訴えが米軍機の騒音でかき消されるのもしばしばでした。

 最も近いのが米軍相模補給廠、次いで日米両軍の司令部が統合されるという米軍座間キャンプ、そして問題の米海軍艦載機の拠点である厚木基地が数キロ先にあります。極東で最大の空軍基地・横田基地も近く、米軍空母の母港である横須賀軍港が町田市から50キロ近くにあります。

 日夜、とりわけ空母の出航前のNLPでは深夜まで、上空爆音に悩まされている町田市民です。その苦い思いから、空母艦載機部隊が厚木から岩国へ移転することについて、私たちの率直な考えをお伝えしたいと思います。

 まず、騒音について。町田は団地が多い所で有名です。ある団地(の分譲)に爆音を知らずに引っ越してきた老齢の方が、早々、耳をつんざく騒音に直面して、
「一生の貯えを注ぎ込んできたが、早計だった。もう他に移るわけにもいかない、本当に何とかして欲しい」とおっしゃっておられます。

 この度、米軍機による騒音防止工事の助成指定区域が、町田でも飛躍的に拡大されました。歓迎すべきことです。同時に、市内最大のある団地では、同じ棟なのに、防音工事をするところと、そうでないところが出ています。

 これまで、厚木基地周辺の自治体では、合計で騒音対策に5000億円もの税金を投入してきました。嘉手納、横田などをあわせると、もっとすごい額です。
 ところが、御承知の通り、騒音が軽減されたのはせいぜい10〜15デシベル程度で、工事の効果がさしてないのは、三次にわたる訴訟の参加者が急増していることからもあきらかです。

 どうしても、この騒音は抜本的に解決する必要があり、そしてそれは決して不可能ではない、と私たちは考えます。
 なぜならば、そもそも艦載機の空母が横須賀港を母港とするのは、三年程、との当初の合意があります。世界でたった一つの海外におけるアメリカの空母の母港を、どうしていつまでも日本側が甘受し、アメリカ側は押し付けるのでしょうか。

 もう一つ、艦載機がのる空母が来なければ騒音は解除されますが、その空母を、2008年から原子力空母に変更する、とアメリカ政府が発表しました。
 世界で唯一の被爆国の国民として(町田市にも400名の被爆者がおられます)、原子力空母の母港化を簡単に了承するわけには参りません。つまり、2008年の母港化を解消すれば、「移転」も「騒音」も発生しなくなるのです。

 私たち町田市民は、うるさいもの、いやなものが他の所に行ってしまえばそれでよし、という態度を取りたくないのです。
 いやなもの、危険なものは、日本中どこでも受け入れるべきではありません。
 その意味で、岩国のみなさんの住民投票は、世界にこの移転計画の大義のなさを訴えるすばらしい取り組みだと思います。

 迷惑な音を受けているものどうし、東京の町田市から岩国市のみなさんへ12日の住民投票が大きく成功しますよう、心からのエールを送るものです。

町田平和委員会 代表理事 皆越宰
町田市成瀬台2丁目




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