この居丈高はいただけない

2009/10/14 (Wed) 11:01:37

来日したゲーツ米国防長官は、日本の新政権に沖縄の新基地建設に関する日米合意をすみやかに実施せよとせまった。極めて居丈高に。

しかし、70年代はじめにアメリカが横須賀の空母艦隊など海軍施設を撤去・縮小すると日本側と合意してからわずか数ヶ月(ほとんど3ヶ月)で、それを糸も簡単に撤回している。
合意の発表は1970年12月21日、第12回日米安全保障協議委員会で、
正式中止は1971年3月30日である。たった100日の合意。
しかも、厚木基地などの大幅縮小もこれに入っていた。
当時、いかに日本側から変更の要望があったと装っても、中止が「右手と左手が別のことを考えてい」た米海軍から出されたものであることに間違いはない。

これに比べたら、15年かかっても実現できない約束を撤回するのは、あまりにも紳士的ではないか。
アメリカで政権交代があったときに、従来の方針を変更するということは日常茶飯事だったのではないのか?それが他国との合意を覆すことも十分ありうる。
政権交代で民意がより反映される、という原理を尊重するならば。
それともオバマのアメリカ政府は、民意が明らかな問題であっても、以前の約束に固執することを外交の基本とするのか?
核兵器はなくしても従来の戦略体制を維持し、再編強化する、という姿勢は、内外の支持を得られるものではない。






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