横須賀で原子力防災訓練 横須賀で原子力防災訓練 米艦の放射能漏れ想定 米海軍、「事故は起きていない」との「電話返答で参加」 米海軍横須賀基地を抱える神奈川県横須賀市は11月９日、寄港中の原子力艦船からの放射能漏れ事故を想定し、防災訓練を行った。 訓練には約１０００人が参加し、米海軍基地内の放射線量を監視する測定装置が異常 値を示したとして開始。基地に近いショッピングセンターの屋外にいた客や従業員が屋内 に退避。防護服姿の消防隊員らが出動したが、測定装置の誤作動と判明し「安全宣言」。 米海軍は「原子力艦船の安全対策は万全」との立場で、市から連絡を受けて調査後 「事故は起きていない」との結果を電話で返答する形での参加にとどまった。 （共同通信） - 11月9日 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041109-00000015-kyodo-soci ***** 佐世保に高線量測定器設置へ 原潜放射能漏れに備え 米原子力潜水艦などの寄港の際、モニタリングポスト（放射線測定器）調査を実施している文部科学省 が、原子力艦船の事故に備え高線量放射線専用の測定機器を佐世保港など三カ所に設置することが十三日 までに明らかになった。同省は導入費用三千八百万円を来年度政府予算の概算要求に盛り込んだ。 佐世保港での同調査は現在、同市平瀬、立神、崎辺、稲荷各町に低線量測定用の機器を設置し、二十四 時間体制で水中と空中の放射線量を測定。原潜入港の際などには数値を比較し、異常がないか調べてい る。 しかし、原子力艦船の放射能漏れ事故が発生し高線量の放射線が出た場合、現在の低線量対応の機器で は正確な数値が計測できず、適切な措置を取れないのが現状で、茨城県東海村で起きた臨界事故など原子 力災害の安全神話が崩れる中、危機意識の高まりを受けた導入。 同省防災環境対策室によると、高線量機器の配備は今年四月の国の防災基本計画見直しで、原子力艦船 の災害対策が盛り込まれたことに伴う措置。佐世保市のほか、神奈川県横須賀市、沖縄県に一カ所ずつ設 置する予定。 また、佐世保市関連分では本年度内に同市赤崎町にもモニタリングポストを新設し、全調査地点で放射 性物質の種類も判別できる機器に更新する。 原子力艦船事故想定の防災訓練、佐世保で１１月にも実施 佐世保市は十三日、佐世保港に寄港する米原子力潜水艦など原子力艦船の放射能漏れ事故を想定した防 災訓練を早ければ十一月下旬に実施することを明らかにした。 同訓練は昨年八月下旬に予定していたが、集中豪雨で中止。国内では神奈川県横須賀市が今年八月下旬 に初めて実施している。 原子力艦船の防災訓練は、十月の市防災会議で同市地域防災計画に盛り込む「原子力艦災害対策編（仮 称）」に沿って実施。自衛隊や県警など国や県の関係機関と連携し▽情報伝達▽屋内退避▽避難訓練―な どを柱に行う。原子力防災の啓発のため、専門家による講演会も予定している。 光武市長は、実施時期について「訓練は早急に実施したいが、十月下旬には全国都市問題会議、十一月 中旬には全国豊かな海づくり大会など市制施行百周年の柱となる記念事業があるほか、関係機関との協議 が必要」と説明した。 http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kako/200209/14.html#01 ********* 子力災害想定し救護訓練 原子力災害を想定した横須賀市医師会（加藤弘一会長）の災害救護訓練が六日、行われた＝写真＝。今回 は初めて実際の応急救護所となる諏訪小学校（同市小川町）を会場に、市の消防局や保健所の職員らも含め て約八十人が参加。情報伝達訓練や救護所のレイアウト訓練などをこなし、役割分担などの課題点を洗い出 した。 訓練は平日の午前十時に、市内で原子力災害が発生したという想定で行われた。本来は米海軍横須賀基地 の原潜事故を想定しているが、「原潜事故はありえない」とする米軍側に配慮する形で、具体的な放射能漏 れ事故は想定しなかった。 情報伝達訓練では、同小の五教室を「災害対策本部」「医師会本部」「学校」など九機関に区分し、各機 関のマニュアルに沿って応急救護所の設置や医師の参加要請といった情報を電話で連絡し合った。 個別に行った体育館での実働訓練では、入り口や出口、受け付け、被ばくしているかどうかの検査場所、 応急治療所をどう配置するかを考えた。 http://www.kanagawa-np.co.jp/news/nw041107.htm *******
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