厚木基地に使われた「幻」の松代大本営のズリ

幻に終わった松代大本営のズリが厚木基地に使われた。。。

「改訂版 松代大本営 歴史の証言 」青木孝寿 著
新日本出版社1997
にある。

松代大本営工事のズリ、ざっと14.45万立米の一部が、
厚木飛行場の滑走路、青森の三沢飛行場にも使用された」という。
(原剛「松代大本営等移転準備の概要」より)

松代大本営の掘削工事で掘り出された岩石は、占領軍の要求によりGHQ本部(第一生命ビル)前の道路舗装に使用された。
http://www2.hokurikutei.or.jp/backnum/05sep/basho/index.html
という説明もある。

いずれにせよ、朝鮮人数千名をふくむ作業で
「本土決戦」をやり抜き、「国体護持」を図ろうとした結果が、占領軍のお役に立ち、未だに周辺150万人に騒音を撒き散らす礎になろうとは。。。

それにしても、もし大本営を移転していたとすれば、実際に
「 東京攻略のシナリオとして、
「茅ヶ崎に上陸した部隊は、相模川沿いに厚木、淵野辺周辺まで北上し、多摩川の渡河地点を確保した上で3つに別れる」
という「コロネット作戦」が行われた可能性がより大きくなったことは間違いあるまい。

終戦2年後、「戦争中、このあたりに無駄な穴を掘っていたというが、それはどこですか」
「あの山かげに当たる松代です。」「あ、そう。」
(同書、およびnhk歴史の証言24より)


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