<しばしばこの相模鉄道の架線に引っかかりまして>

<しばしばこの相模鉄道の架線に引っかかりまして><実に十三回の事故を> 厚木飛行場の外側滑走路のところを約百メートルばかり離れたところを通っている相模鉄道の架線に 基地発着陸の米軍機が、しばしば15年間ほどで13回も引っかかり、一億一千万円ぐらいかけて隧道にした、という。 ○安藤委員 衆議院運輸委員会 1962(昭和37)年09月28日 横浜を起点といたしまして厚木まで参っております相模鉄道という鉄道がございます。これが厚木飛行場の外側滑走路のところを約百メートルばかり離れたところを通っておりますが、たまたまこの厚木飛行場の発着陸の飛行機が、しばしばこの相模鉄道の架線に引っかかりまして、非常に大きな事故を起こしております。 1947(昭和二十二)年以来1962(本)年の八月の十一日までに、実に十三回の事故を起こしております。 ことに、その事故を起こす個所がほとんど一定化しているといっていいほどであります。滑走してきて離陸する、間もなく線路が通っておりますから、この架線に引っかかりまして、このためにもし電車が通りかかっているときであったならば、どえらい事故になります。 たまたま電車が通っていないときなら、架線に引っかかった飛行機に乗っておった人だけが死に、あるいは負傷するだけですが、電車が通りかかっておったというようなことがあったら、大へんなことになります。そこで相模鉄道は、調達庁に極力お願いし、調達庁としましても、これは捨ておけないということで、昨年からその個所だけを隧道にしようというようなことで、予算の計上を大蔵当局に折衝いたしておるのでありますが、なかなかに大蔵当局の了承を得ることができないようであります。 明年度に向かっても、調達庁はこれに対して予算化をはかっておるようですが、運輸大臣といたされましても、運輸輸送の安全化の上から、ぜひとも一つ御協力下さって、これが実現をはかられますよう、そのことによって運輸当局の直接の責任において非常に軽きものをもたらすのでありますが、一つ大臣、このことに関してまた格段なお力添えをいただきたく、お願い申し上げておきます。 ○綾部国務大臣 本件につきましては、去る三十七年八月三十日付で、調達庁長官に次官からきびしく要望と申しますか、施設の改善その他につきまして通達を出しております。 さらに、今安藤委員のおっしゃるように、昭和二十八年以降に九件飛行機事故がございまして、そしてしばしば被害があることはもうよくわかっておりまして、おっしゃる通り、満員の旅客が乗っておったような場合だったら、大へんなことになるものですから、これにつきましては、一番いいのは、今おっしゃったように隧道にするのがいいのですが、それには一億一千万円ぐらいかかるやに聞いております。それですから、それを調達庁としては要求するようにして、そういうことのなからしめるよう努力するように、調達庁に向かってさらに注意を促すつもりです。どうぞさよう御了承願いたいと思います。 なお、wikipediaは次のように書いている。 1960年11月までには数度に分けて大和駅までが複線化され、1964年11月には相模大塚駅までが複線化されたが、この部分は1961年1月に墜落した米軍機が線路を横切って不通となる事故を起こされたため(この付近では1959年と1962年にも墜落事故が起きている)、その対策を兼ねて線路を掘り下げ、防護トンネルを通過する形にしている。 ヤフーの地図だと 相模大塚駅と大和駅の間になる。 相鉄線の一日の乗降客は 大和駅で110,140人、相模大塚駅で13,998人(2007年度)だという。



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